隙を見せないように
これまでサクラメールのパターンについてご紹介してきましたが、どこまで皆様に伝えられたのか疑問です。
やっぱり怖いと感じた方、時間を持て余している時には都合いいぐらいに捉えた方等々、感想は様々だと思います。
簡単に説明しただけでは本質までは伝わないですよね。
無料出会い系サイトには殆どいないのですが有料サイトだとサクラは空気のように存在しています。
それに何となく頭ではわかってもいざ本当にメールが来た時、「百万円の報酬用意しています」という内容なら、これか!と気付くでしょうが、実際には普通のメールっぽく来ますから見分けることは難しいと思います。
そしてそのままメール交換が続いたりすると、少し本当に友達感覚が芽生えてきたと同時にセフレになれるかもという下心が働いて、有料サイトへの誘いがあってもあっさり断れない心理状態になっているでしょう。
つまり、サクラは男性に「女友達相手に5000円ぐらいでガタガタ言わない男」を演じさせるように仕向けていくのです。
自尊心と引き換えに数日で数万円という出費を負わされることになるのです。
とは言え、そのプライドもそう長く続くものではなく、ポイントが切れそうになった時点で打ち切ろうとすると「私の直アド教えます。先に◯◯さんの直アド教えて!」と見過ごせないメールが来るのです。
もちろん、これはサイト運営者とサクラとのフォーメーションによるもので、ポイントが切れそうな男性がいればその情報が伝達される仕組みなのです。
そんなことも知らずに、期待いっぱいで直アドがもらえるまでメール交換を続けていると、結局十万円以上のポイントを購入していたということになります。
男の自尊心というやっかいなものがある限り、この手口はまだまだ使われていくのかもしれませんね。
また、2008年に施行された「出会い系サイト規制法」の影響で業界全体の運用は厳しくなっており、中にはアルバイトのサクラを雇うことすらできないサイトも多いようです。
そこでサイト運営者が本来の業務と兼務して、男性スタッフ自らサクラになるパターンが発生しています。
これが規模の大きいサイトであれば、数名の男性スタッフがパソコンに向かい、一人につき数百人の男性会員を相手にサクラメールを打っているわけです。
最近ではこれが当たり前になっているらしく、もはや本物の女性会員など一人もいないサイトが多いのです。
しかし運営者側は、女性会員を獲得する為に多額の広告費を出す気はありません。
更に言うとそもそも本気で女性を紹介しようなど全く考えていません。
目的はただ一つ、男性会員にポイントを購入させて金を搾り取る。
この一点です。
ですからお金の為なら彼らはどんな手でも使います。
もし直アドなど大切な個人情報を教えてしまったら、ひっきりなしにメール攻撃を受けるでしょうし、スキを見せれば恐喝まがいのこともされるかもしれません。
サクラを軽く考えている人も多いとは思いますが、このような背景があることを認識して、注意を怠らないようにして頂きたいと思います。
2011年8月25日